
Origami
Origamiは、日本の陶磁器の産地で育まれた道具づくりと、バリスタの実戦的な視点が出会って生まれたドリッパー。美濃焼の技術を背景に、立体的なリブ設計やフィルター互換性など、細部にまで意図が行き届いています。
名前のとおり、由来は折り紙から。お湯の流れを整え、抽出の“自由度”を高めるという考え方がそのまま製品に宿っているのが特徴です。
ルーツと設計思想
Origamiは岐阜・土岐の陶磁器の伝統を活かしつつ、現代の抽出理論を取り込んで設計。24本の深いリブは単なる装飾ではなく、湯が滞留せず空気が抜けることを意図した機能的な造形。素材違い(陶器/樹脂)での表現も想定されており、同じ形でも触感や温度変化で描ける味が変わるよう計算されています。

Origamiがもたらすもの
- お湯の流速をコントロールしやすく、浅煎りの透明感を引き出しやすい。
- フィルター(円すい・ウェーブ)を問わず使える柔軟性があり、レシピの幅が広がる。
- 陶器は保温と質感で落ち着いた余韻を、樹脂は軽さと機動性で日常使いの利便性を与える。




V60・カリタウェーブとの違い
3つの代表的なドリッパーの比較
- Origami
透明感と表現の自由度。湯の通りを自在に操り、浅煎りの果実味や華やかさを活かすのが得意。フィルターを替えるだけで味の表情を簡単に変えられる点が強み。 - ハリオ V60
シャープでクリア。湯抜けが速く、浅煎りのストラクチャーを軽やかに表現したいときに向く。注ぎ方に忠実に反応するため、注ぎ手の技量が出る。 - カリタウェーブ
落ち着いたボディ感と安定性。抽出が安定しやすく、繊細さよりも丸みを重視したい場面に合う。
総じて言えば、Origamiは ”表現の余地” を残しつつ透明に出せる器具。V60は「軽やかさを研ぎ澄ます」器具。カリタウェーブは「安定した丸み」を作る器具。それぞれの用途やご自身の好みで選ぶと良いでしょう。
陶器と樹脂、どちらを選ぶ?
筆者は普段、陶器と樹脂の両方を用途やシーンに合わせて使い分けています。
- 陶器(セラミック)
質感が豊かで、保温性が高く、味に落ち着きと厚みを与えたいときに陶器を選んでいます。朝のじっくりした時間や来客のもてなしに最適。 - 樹脂(AS/トライタン等)
軽くて割れにくく、取り回しが楽。洗い物までを想定し、ストレスなく普段使いで淹れたいときに最適。浅煎りの軽やかな表現を確かめたいときにも便利。

おすすめレシピ
Origamiの特徴を活かすための、再現しやすいレシピを参考までにご紹介。
豆の種類や焙煎度合いによってお好みのレシピを探しみてください。

前提
- 豆量:15g(浅煎り)
- 湯温:86〜90℃
- 総湯量:250ml
- 挽き目:中細〜中寄り
- 抽出時間:1:55〜2:15(蒸らし除く)
- フィルター:円すい/ウェーブどちらでも可
手順(3投)
- 蒸らし:40ml/20秒。豆全体をしっかり湿らせ、ガス抜きを穏やかに。
- 1投目:100ml(やや速め、外側を広めに)。浅煎りの明るさと透明感を立たせる。
- 2投目:70ml(中心寄り・一定のリズム)。甘さの“芯”をつくる工程。86℃は酸が丸く、ここで味をまとめる。
- 3投目:40ml(仕上げ、中心へ細く)。表面が落ち着いたら注いで250mlに整える。粘らず短めに仕上げると雑味を拾いにくい。
仕上がりイメージ:酸の輪郭は残しつつ、甘さがよく乗る。後味はすっと抜けて軽やか。Origamiの“抜けの良さ”を保ちつつ、86℃で角を取った浅煎りが得られます。
まとめ

Origamiは「抽出の自由度」を与えてくれるドリッパー。素材による違いを楽しみつつ、フィルターや注ぎ方で味の幅を作れるのが魅力です。浅煎りはとくにその恩恵を受けやすく、86℃×250mlの3投レシピは再現性高く透明な一杯を作る一案となれば幸いです。
手に取る道具が変わると、その日の一杯の空気も少し変わる。
Origamiは、軽やかな朝にふさわしい透明感をそっと連れてくる道具。
陶器の落ち着き、樹脂の気軽さ、どちらを選んでも毎日のコーヒー時間を心地よくしてくれることでしょう。
購入できるショップ
▶︎ Origami公式サイトはこちら
▶︎ 公式|Origami Dripper S(陶器)
Amazonショップ
▶︎ Origami Dripper M(陶器)ターコイズ
▶︎ Origami Dripper S(陶器)ブラック
▶︎ Origami Dripper Air S(樹脂)ブラック
▶︎ Origami Dripper ホルダー(樹脂)ブラック
*情報ソース:Origami公式ページより
*URLリンクはAmazon PRを含む



